we are cruel and spider

□知らない場所けれど暖かい場所
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背中が痛く、とても人間が耐えられる異臭じゃない。なんだここはと思いながら目を開ける。


サキが起きたところはまったく知らない土地。




状況が掴めず混乱する。
だってサキは自分の部屋で寝ていたはずだから。


とりあえずここがどこだか把握しようとし、宛もなく歩いた。



1時間くらい探索してわかったことがあった。それはここがもといた世界ではないこと、そしておそらく流星街だということ。




とても冷静でいられなかった。一人ぼっちになった。その事実を突きつけられた時どうしようもなく不安になり自分はこんなに弱かったんだな、と泣きそうになっていたところ1人の黒ずくめの男が近づいてきた。



「お前誰ね。何でこんなところにいるね。」



「あ、えっと。分からないんです。」



声をかけられたことにより安心したのか無意識に流れ出す涙。それを見て焦ったのか顔を近づけてきた。
その瞬間ありえない言葉を口にした



「え?お前サキ……どうしてこんなとこにいるネ?」


とてもびっくりしてるようだったがそれはサキも同じだ。なんで自分の名前を知っているのか。

「な、なんで「サキ……なんでココにいるネ!いままでどこいてたか!」


サキの言葉は遮られた。そして勢いに負けてなにもしゃべれなくなってしまった


黒ずくめの男は泣いてる私に近寄ってきて慰めてくれた



その顔を改めてみるとどっかで見たことある顔だった。





「とりあえず、アジトに来るといいネ。」


黒ずくめの男はそう告げるとサキを無理やり引っ張っていった。




サキの頭は真っ白だったが、これだけは確信した。

「私、HUNTER×HUNTERの世界にきちゃったんだ……」


目の前の男はきっとフェイタン。

ここの世界はもといた世界よりずっと懐かしい感じがした……
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