we are cruel and spider

□旅団!
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いざ足を踏み入れ止まったらすごい息苦しくなった。いままでで体験したことのない恐怖にかられた、今すぐここを逃げ出したくなるような。



サキはもう立っていられなかった。いきなり座り込んだサキにフェイタンが駆け寄る。



「サキ!大丈夫カ?」



「うん。」


冷や汗をかきながらなんとか答える。




「おい、やめるネ。」



フェイタンにとって日常的なような殺気はサキにとってはきついと察知したらしく2名の団員をキッと睨みつけた。




「だれ、その子。」


メガネをかけた女の子が私のことを指さした。



「そか。シズクは知らないネ。あとヒソカも。」



殺気がなくなり落ち着きを取り戻し始めたサキは自己紹介をしようと思い立ち上がった。


だがその必要はなかったらしい。
ピンクの髪の毛の子が飛び出してきた。




「サキ!あんた今まで何してたんだよ!元気なのかい?」


勢いよく抱きついてきた。
サキはまた混乱した。なんでこの人も私のことを知っているんだろう




「フェイ。どこにいたんだい?サキは」



「流星街にいた。」


サキのことをこれでもかというほど強く抱きしめるピンクの髪の毛の女の人、マチは会いたかったと言い離そうとしない。




「えっと、あの。離してください」


とても冷たく言い放ったサキの言葉はマチに疑問を持たせるのに十分だった。



何かおかしい、マチはごめんと言いながらゆっくり離れた。
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