短編

□カカシ誕生
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今日は9月15日、時間は長い針が21時を指していた。
同居しているカカシは任務でまだ帰って来る気配は無かった。
アイツ絶対自分の誕生日忘れてんだろ、昨年の誕生日も自分の誕生日をすっかり忘れてて、誕生日プレゼントを渡したらきょとん...とした顔で俺を見てきたのをまだ覚えてる。

その後思い出したらしいカカシは嬉しそうに微笑みながら受け取ってくれたのは凄く嬉しいが、もう少し自分の事を大切にしても良いんじゃないか、とも思うがそんな事が普通に出来ていたら今こうして俺はプレゼントを用意してカカシの家に来て、何時もより豪華な料理は作ってなかったかもしれない。いや、出来ていたとしても絶対祝っては居たけども....。

にしても遅いんじゃないか....?今はもうあと30分近くで日付が超えてしまう。
そう思った所で玄関からがちゃりと扉が開く音が聞こえ、靴を脱いだのかぺたぺたとリビングまで歩いてくる音が聞こえた。

「電気が付いてると思ったら....ミオ、来てたの?」

「おう、今日は9月15日、」

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