パラレル

□隣に。
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Aside


「ねぇ、他の男優さんに恋しちゃいけないの?」

「は!?」

「いや、だから・・」

「相葉さん・・・しちゃったの?」

「えっ・・いや・・」

も〜考えただけで顔が赤くなっちゃう・・・。

やっぱり御法度?なのかな?

「ん〜・・あんまりそういう事例がないからな」

僕の身の回りのお世話をしてくれている

ニノが首をかしげた。

「好きになっちゃった・・・。」

「相葉さん・・・やらかしましたね」


ニノが肩を落としてた。



僕の性癖に自分で気がついたのは高1の時。

他のみんながエロ本とかで盛り上がってるのが不思議でしょうがなかった。

女の人に勃たなかったんだ。

でも体育の着替えなどでチラリと見えてしまう

同級生の腹筋などにどうしようもなく興奮するから

自分で割り切った。

「僕は、男の人が好きなんだ」って。


高校を卒業して、すぐにネットでゲイの人と出会った。

会ったその日に組み敷かれてすんなりとこの世界に入った。


そして。

初めてをとられた人に紹介されて(半分だまされて)僕は、ゲイの男優になった。
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