パラレル

□男の娘3
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Nside


「あ、翔ちゃんだー」

「お、和じゃん!おはよ」

「んふふ、おはよー」

ロッカールームで翔ちゃんに会った。二人とも「おはよう」なんて言ってるけど、時間は夕方6時。夜のお仕事だから当たり前か。

みんなは、ナンバーワンを二人で争ってるとか変な噂を立ててるけどこっちはなんとも思ってない。争ってるつもりなんてないしね?

「あ、和!これ、湿布持ってきたぞ?」

「あ、ありがとー!これ効くんだよねー」

翔ちゃんのバッグからでてきた湿布をくれた。

「今日は?メイドなの?」

翔ちゃんは俺のクローゼットをのぞき込んで言った。

「うん。なんか・・・楽なんだよね。昨日着物とか着てみたんだけど、すげー動きづらいの!しかも恥ずいし?」

「ははっ、分かる!潤がこの前浴衣くれたから着て店出てみたけど・・ホントに動きづらい!しかも・・くれたものを他の男の体液で汚すなんてやっぱりムリだったかも・・」

翔ちゃんは、少し顔を赤くして言った。

「・・・うん。分かるよ。やっぱり和にとってもまーくんは特別だもん。」

「何?ノロケ−?」

冷やかしながら言ってくる翔ちゃん

「もうっ!違うよ!!翔ちゃんだって!!」



お仕事に入るまでの、もう一つの楽しみかも。




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