パラレル

□男の娘 2
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Jside

翔さんはこの店の1だ。

もっと言えば、二人いる1の一人だ。


男子が女装をして「男の娘」になり、男性客をもてなす。

俺はここの専務で、翔さんは従業員。

そして、俺の恋人だ。

恋人をこのような店で働かせるのは、俺だってイヤだけど、本人が望んでいるから。




「じゅーんー!」

専務室で、仕事をしているとプレイルームから俺を呼ぶ声が聞こえた。

・・・終わるの遅かったな・・・。


「翔さん、お疲れ様」

プレイルームの扉を開きながら言った。

部屋の中心にあるベッドに、さっきのかわいいメイドではなく

淫らな着崩しで寝っ転がってる翔さんがいた。

「お疲れ様じゃねーよ・・。ホントあいつしつこい!」

あらま、ご立腹。

「カラダは?大丈夫?」

「腰痛はいつもと変らないけど・・・」

「ん?」

少し赤い顔がうつむいた。

「そ、その・・ナカに・・・」

そっか・・。

「お風呂行こう?歩ける?」

「ムリ・・。」

「よっし」

翔さんをお姫様だっこして、すぐ隣のお風呂に向かった。
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