パラレル

□隣に。
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Aside


しかも僕は少し無理矢理系の作品が多い。

別に希望した訳じゃないけど、監督さんに

『マサキくんは感度と声がいいよね』

って言われたからそれが理由なんだと思う。

それを嫌がらない僕も悪いのかな?


そして!そして、僕が恋したのは相手役のショウさん。

ストーリー上、めちゃめちゃ虐められちゃうんだけど

カメラが回ってないときにすごく優しくしてくれた。

SEXしてる時だって、あの攻める瞳が僕の心をわしづかみにしたんだ。


それから連絡先も交換してくれて、それに僕のことを

『マサキ』

って名前で呼んでくれる。

もう嬉しくて、嬉しくて。

僕は『ショウさん』としか呼べないけど(笑)


ってことでこれが僕の片想いだ。

今日は撮影の最終日で、会えるのもこれで最後だな。


ニノの車で現場に着いた。

「相葉さん?」

「なーに?」

「くれぐれも人目のないところでね?」

ニノが苦笑まじりに僕に言った。

「うんっありがと」

僕は車から降りてすぐに現場向かった。
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