君はどこ?

□ぶかつ
1ページ/7ページ

リョーマ
「今日の放課後空いてる?」

昼休み

桜乃と冬華とご飯を食べて談笑していると、よそで食べていたリョーマ君が当然きてそう言った

ハク
「?うん」

リョーマ
「放課後ちょっと付き合って」

ハク
「わかった」

「じゃ」と離れていくリョーマ君の姿が完全に消えた瞬間

冬華
「ちょっ、ちょちょちょ!?どーゆー事!?ハク!」

冬華大爆発

桜乃
「ふ、冬華?落ち着いて」

パニックな冬華を桜乃が嗜めるもおさまらない

冬華
「逆に桜乃は何で落ち着いてるのよ!?リョーマ様が放課後付き合ってって…デートのお誘いじゃない!」

ハク
「いや、違うと思うよ」

リョーマ君が私をデートに誘うとか…あり得ない。何だろうな

桜乃
「そ、そーいえばハクはどの部活はいるか決めた?」

気をきかせて話題をかえてくれてありがとう!

料理もできるし桜乃絶対いいお嫁さんになるよ。私が保証する

ハク
「うーん…まだ考え中」

あの後、女子テニス部の見学はできなくて(マネージャー体験はしたけど)

それから2日間いろんな部活を回ったけど特にピンとくるものはなかった

ほとんどできたし

…記憶喪失前は何部だったんだろ?帰宅部?…テニス部?いや、違う…かな?

何このあやふや

桜乃
「小学生の頃にしてた部活にしてみたら?」

ハク
「あー…」

桜乃達にはまだ言ってないんだった…

記憶喪失だって知ってるのは先生達とリョーマ君くらい

ハク
「どーしよ…」

呟きと同時に昼休み終了のチャイムがなった

次は確か英語

あ、宿題やってない!

私は急いで宿題を終わらせにかかった
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ