君はどこ?
□かいわ
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あれから1週間がたった
いやー、人って一生懸命になると時間忘れるんだね…うん
入部してからマネージャー業務や部員達の名前やら、覚える事が沢山で徹夜してたら桜乃達に心配させちゃったよ…
さすがに目のクマは隠せなかった…
リョーマ君だけはいつも通りだったけどね!さすがリョーマ君
ハク
「よっと…ドリンクできたし、タオルもあるね」
今は放課後の練習
1年は玉拾いと素振り、2・3年はグラウンド走りこみ、レギュラーも足に10kgのオモリをつけてのグラウンド走りこみ
…すごいなぁ
私は部室を出て、ひとまずコート近くのベンチにそれらを置いた
「あ、ドリンクだ」
「ドリンクーー!」
ハク
「林先輩、まだ時間じゃないですよ」
テニス部の皆はとても優しい。慣れてない私を手伝ってくれたり時には注意してくれてちゃんと仲間にいれてくれてると実感した
荒井
「おら!サボってないで走れ!」
「うぐっ…」
必死に走りながらも止まりそうな人に檄を飛ばす荒井先輩、かっこいいなぁ
ハク
「荒井先輩、頑張ってください!」
荒井
「う、うるせぇっ!」
「えー!俺には!?」
「俺にもエールをぉぉぉ!」
「マイエンジェルー!」
「荒崎にエール…だと!?」
「荒井ぃぃい!」
「よろしい、戦争だ」
手塚
「全員グラウンド10週追加!!」
「「「ひえぇぇー!」」」
リョーマ
「…まだまだだね」
あー…ごめんなさい…
乾
「白野!ストップウオッチとコーンを用意しといてくれ!」
ハク
「用意できてます!」
乾
「ありがとう!」
乾先輩、なんでそんな元気なんですか。海堂先輩にいたっては息切れ一つしてない。フシューとは言ってるけど
手塚
「…全員走ったな?10分の休憩だ!水分補給を忘れるな」
終了合図と共にドリンクまっしぐらな皆。皆に手渡す為にドリンクを持ってる私にはかなり怖い…何で持っちゃったんだろ
「「「ドリンクゥゥーー!!」」」
ハク
「ひぇ…!?」
「「「ごめんなさい!!」」」
不二
「フフッ、もうテニス部はハクちゃんに支配されちゃってるね」
大石
「否定できない…」