巡る夏
□第参話
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何故レイコさんが?
何故この夢が?
何故あの声と同じ声が?
何故あいつが?
何故
何故
何故
何故
寝起きだからか頭が混乱する。寝起きじゃなくても混乱する。とにかく落ち着いて整理していこう
あの夢…いや記憶か、あれがおきたのはレイコさんが生きていた時なのは間違いない
ならその被害者は?
あの妖に食われていたのは?
ニャンコ先生
「おい夏目!夏目!!」
夏目
「なんだよ五月蝿…」
ゴイィン!
ニャンコ先生
「頭ぶつけるぞ…と遅かったか」
夏目
「〜〜っ」
曲がり角に思いっきり頭をぶつけてしまった。かなり派手な音だったようで、バタバタと慌てて雨音がやってきた
雨音
「すごい音したけど…大丈夫?」
夏目
「…大、丈夫」
血は出ていないし返事が返ってきたので大丈夫だと考えたのか、雨音は「冷やすものとってくる」と台所へと走っていった