不思議一杯

□新人ハンター短時間
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「えーと?…すいません、もう一度説明してください」

ケイン
「だから…原因、こいつら。で、洞窟前で、拾った。記憶なし。だから、ハンター登録したってくれ」

集会所に戻ると周りの目線が一気に集まったと同時に、受付さんが迫ってきた。こえぇ…

勿論、内容はこの2人。当の本人達は集会所を物珍しそうにキョロキョロしている

ケイン
「あ、戻ってこーい!」

「はーい」

「ん」

…なんだろう。大型犬に見える

「……はぁ…よくわかりませんが、まぁいいでしょう。監視にもなりますし」

ケイン
「ありがとう」

隣で聞いてるギルドマスターも「いいよ」と言ってくれたし、大丈夫だ。酒飲みながらだけど

「あー…お2人の名前と年齢は…」

…問題はこれだ。戻る前に聞いたら

「ナルガクルガ」

「イビルジョー」

…とかえってきたんだよな。今も言いやがったけど。皆目が点になってるよ

イチコ
「それはモンスターの名前ニャ。…旦那様つけてあげたらどうかニャ?」

ケイン
「……そうだな」

初めの印象や言動をふまえて色々考える

ケイン
「…ナーガとアキでどうだ?女がナーガで男がアキ」

女は単純に、ナルガクルガと言ってたのを適当にかえてナーガ

男は、あの食事シーンが印象的過ぎたのと食欲ヤバイから悪鬼からとってアキ

ナーガ
「わたし、ナーガ…?」

アキ
「…アキ?オレ?」

お、ちゃんと理解した

「じゃあ登録しますねー。年齢は……16歳と…20歳…くらい?」

ケイン
「で、いいんじゃないか?わかんないし」
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