君はどこ?

□かいわ
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皆が再び練習を始めた頃に、私はドリンクの容器の洗浄と洗濯を始めた

洗剤を水で流した容器をカゴに入れて、皆の方を見てみる

うん、青春だね!汗がすごいね!

…タオル、はやく干そう

ハク
「…いい天気だなぁ」

太陽サンサン、一点の曇りもなし。嬉しいことなんだけど…ちょっと、照り過ぎだよ。暑い

ハク
「…日射病対策やらないと」

まずはドリンク!!…ぁ、仕事増えた。…アハハハハ

不二
「そうだね。倒れたら元も子もないからね」

ハク
「せっかくの練習もムダになっちゃいますしねー……ん?」

ズササッ

不二
「まるで漫画みたいな二度見だね」

いつの間に背後に!?先輩…忍者ですか?

不二
「日射病対策はまた手塚と話しておくよ。君も気をつけてね」

ハク
「え、あ、はい!」

不二
「クスッ…おもしろいね」

…はい?

不二
「あ、乾が呼んでる。順番かな…じゃ、がんばって」

ハク
「あ、ありがとうございます!先輩もがんばってください!…ってあれぇ!?」

さっきまで居たのにもうあんな所に…流石レギュラー、はやい!

なら私は…

ハク
《私はマネージャーのレギュラーになる!》

がんばるぞー!うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ…ぉぉ…ぉ……


バタン















この後、私は保健室で目を覚まし、心配そうな顔をしたテニス部全員に怒られ

次の日から徹底的な日射病対策が行われたことはいうまでもない…よね
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