ずっと長く
□第9話
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「ねえ、きい。ここは無難にババ抜きとかどうだい?」
幸村が自然を装って発案する。
誰も意図に気づかない。
「あ!いいかも!
みんなも、それでいい??」
全員おっけー。
そして、
「普通にやってもつまらないから、ルールを作ろうか」
「「「............」」」
全員息をのむ。
「(ん、あれ?いつのまに主導権が精市に、、??)」
「びりはみんなの言う事を聞くってのはどうだい?」
誰よりも楽しそうに精市が言った。
全員血の気が引いた顔をしていたのは言うまでもない。
「(絶対びりにはならないなり、、)」
と、仁王。
「(ビリになってたまるもんかよ...)」
と、ブン太。
「(俺は、ビリじゃなくてもとばっちりがくるだろ、どうせ、、)」
と、ジャッカル。
「(これは、、油断できぬな、。)」
と、真田。
各自が隠れて訳のわからない闘志を燃やしていた。
そして、運命のババ抜きが始まった。
ジャッカル→柚月→真田→仁王→幸村→きい→柳→ブン太→柳生の順である。
ちなみに、ババは柳がもっている。
「ブン太がババを引く確率79%…」
案の定ババをブン太がひいた。
「!!!?(柳生がババを引いたりするのかよ、、?)」
焦るブン太
2周目。
ブン太のババを柳生がひいた。
「おっしゃー!!」
だが、柳生の次はジャッカル。ババを引かないわけがない。
「なっ、、!!」
「ジャッカル君。まだまだなのですよ」
そして、幸村があがった。それにつづいてきい、柳もあがる。
「おっしゃ、2抜け!」
ここで、まだカードを持っているのは
ジャッカル→柚月→真田→仁王→ブン太→柳生である。
因みにババは真田。