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□拝啓....
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《拝啓白哉様》
そんな手紙が目の前にある。
私が書いた。
それも数十年前に。
私は護挺13隊8番隊第4席
そのせいかある日突然長期現世滞在任務を任された。
しかもその次の日に発つというすごいスケジュールで。
そのころ私には6番隊隊長の朽木白哉という大切な人がいた。
会いに行って告げる時間も無かったから手紙を書いた。
そこまではよかった。
だけど、忙しくて忘れていってしまっていた。
つまりは私は白哉の前から突然いなくなったことになる。
一言も言わずに。
だけど今日手紙を渡すこともなく、任務終了を迎えた。
一緒に現世に向かった大切な大切な友人を失って。
今、本来なら1番隊に行かなければいけないのだけどどうしても、私のことを忘れていたとしても白哉に会いたくて、気づいたら6番隊隊舎の前。
霊圧も消して。
息を吸う。
よし、。
コンコンー・・