DIABOLIK LOVERS〜長編〜
ー 昔々ある所に寂しげな瞳をした少年がいました。
少年はとても裕福な家庭にいましたが誰も本当の彼を見てくれる人はいなかったのです。
毎日、家を継ぐ為の勉強ばかりさせられていました。
そんな日々に嫌気が差した少年はこっそり屋敷から抜けだすことにしました。
初めて見る外の景色に興奮した彼は森の中を駆け回りました。
その時、ふと視線を感じその方向に振り向くと儚げな雰囲気の1人の少女。
「君は誰?」
少年は言います。
「私は… だよ。」
彼女は儚げに笑った。
ー その少年と少女が出会ったとき物語の歯車は動きだした。
□表紙を開く
□解説を読む
□作者に感想を送る