FAIRY TAIL

□同じ想い(グレナツ)短編
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「ミラちゃん、コーラ。」

ダンッ!とカウンターの椅子を引く

「はい、……どうしたのグレイかなり機嫌悪いわね」

ドカッと椅子に座り口を開く。

「ナツのヤローが、」
「あぁ、また喧嘩なの?」

割って入るようにルーシーが話に入ってきた。
横目で軽く睨むがそんなの気にせず 私もコーラ、と笑顔で言った。
はぁー、っとため息をつくするとポンと肩に手を置かれる、
少しイラっとしつつもう一度横目でルーシーを見ると真剣な表情で言った。

「グレイ…ナツと喧嘩したんでしょ?」
「んー…おう。」
「なのに服脱いで無いなんて珍しいわね」
そういえば、とコーラを出しながらミラちゃんが言った。

「喧嘩するたび必ず脱ぐわけじゃねーんだ、別に変じゃねーだろ。」
「だってこーんなに機嫌悪いじゃない」

ルーシーが眉間にしわを寄せそこを指差して言う。
確かに自分でも、気付かなかったがスゴい怖い顔をしてる気がする。

「そんな大きな喧嘩したの?」

ミラちゃんは困った様な顔で微笑んだ
よく考えてみればそんな大喧嘩じゃなかった、ただ俺が一方的にムカついてるだけ…何にムカついてるかももう分からなくなっていた。

「何で俺イラついてんだろ…」

急に俺の顔が和らいで驚いたのか二人ともキョトンとした顔をしていた、そんな二人を尻目にコーラを飲み干し クエストにでも行こうと席をたった。

久しぶりに大暴れしてぇーな…、クエストボードの前で何か良いのが無いか探していると…、

「ナツ帰ったか!」と、マカオの声

ナツがクエストから帰ってきたらしい。
「はぁ〜疲れたぁ。」
「あいー、今回けっこう大変だったもんね」

ソファーに倒れるように座りぐでーっと伸びているナツ、
そんなナツを見ている自分がいつの間にか笑顔になってることに気付く…急に顔が熱くなった。

「何笑ってんだ…俺。」
俺はクエストの紙を適当に一枚取ると足早にカウンターのミラちゃんに渡した。
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