B二次創作

□沢田綱吉、1年生始めました。
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受験、それは誰にでも必ず降りかかる試練。
それは時期ボンゴレのマフィアボスと呼ばれている沢田綱吉にも降りかかっていた。

「あー…どうしよう、これじゃ並盛高校行けない…!!!」

あー、だとか、うーだとか唸りながら綱吉は受験生用必殺マニュアル本!を見ながら勉強をする。

並盛高校、名前からしてエスカレーター式かと思うが、それは無理であった。
中学が公立なので受験はしていない。

つまり、受験に受からないと高校に通えない。
もしもの事があったら彼はイタリアに強制連行されるのだ。

それだけは絶対に嫌だと覚悟を決め、綱吉は日々受験勉強に励んでいる。

カリカリ、カリカリ…とひたすらにノートと向き合う。

「…あ、明日、またやろーっと。」

早速勉強に飽きた綱吉はシャープペンシルと消しゴムを机の上に置き、ノートを閉じて背伸びをした。

「ちゃおっす」

「うわっ!?」

「一丁前に勉強サボってんなぁツナ」

「や、やったよ…に、二ページくらい」

二ぺージはやったの内に入るのか…とまで考え唐突に登場したリボーンはやれやれとため息をつく。

「なら、気休め程度にエスプレッソでも買ってこい」

「それお前が飲みたいだけじゃん!!!」

「俺様は今エスプレッソ不足なんだ」

「中毒か!!!」

「行かねーってんなら…」

そう言ってリボーンは愛用の銃を手にし、綱吉のこめかみに向けた。

一言、

「仕方ねぇなあ、パンツ一丁姿でエスプレッソ買いに行くか?」

「よ、喜んで行ってきます!!!!」

ニコォっといい笑顔のリボーンを見て一瞬で綱吉は財布を手に取り一瞬で部屋から出て行った。

それを満足そうに見ながらリボーンは一言呟いた。

「これでいいか?ビアンキ」

「えぇ、これでハッキリするわ。」

「あぁ、だな。」

どうやらグルだったようだ。
ニヤニヤとしながらリボーンとビアンキは綱吉の帰りを待つことにしたのだった。
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