B二次創作
□短編
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【雲雀さんはどこでも有名】
「沢田って・・・並盛中なんだよな?」
「はい?」
サッカーの練習が終わり、ツナが休憩をしていた時、久坂が話しかけてきた。
「いや、なんかそんなこと言ってなかったか?」
「並盛中ですよ?」
「じゃあ・・・雲雀恭弥って・・・知ってるか?」
「ひばばばばばりりりりりりさささささんん!?!?!??!?え!?どどどどうしたんですかか?」
「いや、どもりすぎだろ;」
「えっと、雲雀さんがどうかしましたか?」
「いや、知ってるならいいんだ。」
「?」
「実はだな………」
久坂から聞いた話にツナは絶句した。
その次にスライディング土下座をした。
もちろんそれを見て驚く久坂…
「いやいやどうした?」
「本当にすいません!!!!」
「別に沢田が謝らなくてもいいのに」
「雲雀さんがそういう性格なのは知ってたんです・・・」
「沢田・・・なんかよく分からんが苦労してるんだな・・・」
「ははは・・・」
「沢田ーーーー!久坂ーーーー!休憩終わったよーーーー!」
「「はーい!!」」
「じゃ、行くかっ!」
「そうですね!」
そしてツナと久坂は練習に戻ったのだった。
***
これは余談なのだが、綱吉が久坂から聞いた話はこうだ。
約一年前、久坂はいつものように友人達と一緒に時間を潰していた。
そう、友人達と一緒に時間を潰していたのだ。
「ねぇ、君達学生だよね?こんな時間に何してるの、しかも群れてるし…咬み殺す!!」
問答無用で咬み殺したのだ。
それ以来、その時間帯では久坂は友人たちと一緒に時間を潰すことをやめたのだ。
まぁ、群れていると咬み殺される、これは並盛の常識だ。
雲雀に会ったらそれが最後。
群れていなければセーフ。
それだけだ。
*END*