B二次創作
□短編
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【ボツ】
「突然呼び出しちゃってすまないね」
「は、はぁ……」
「いやあ、僕もびっくりしたよ。並盛の面汚しだけはしないでくれよ」
「いや、あの…」
「どうしてあの学校がキミを選んだのか、どうして運動大苦手であるキミが選ばれたのか、あの学校はキミを選ぶことにより運動が苦手な他の人間に希望を与える為にでも選ばれたのか、一体全体どうしてキミなのか、僕はどうしても理解ができない。」
「えっと…あの、」
「そもそもだよ、君、サッカーのルールって知ってるの?」
「いやわかりませんけど」
「…………どうしてこんなことに」
「その、」
「何」
「さっき、いや、今もなんですけど…」
「ああ、これがドッキリか何かとでもキミは思っているのかな、僕がそんなつまらないことに手を貸すワケがないだろう。この話はドッキリでもなんでもない。別に断ってもらっても構わない。」
「とかいいつつトンファー構えないでくださいよ!!!!!」
「うるさい。指図するな。」
「指図なんてしていませんよ!!!」
「で、やるの?やらないの?どっち」
「やります!!!!」
「そう言うと思ったよ、流石小動物。」
「やるので、そのトンファーどうか懐にしまってもらえませんか!!!!!」
「チッ」
「舌打ち!?」
***
そんなことがあって俺、沢田綱吉は中学三年生になったばかりなのにも関わらず、サッカーという試合のルールもよく理解していないスポーツの世界選手に選ばれました。
って、おかしいだろーーーっ!!!!!
「どうしたツナさっきから面白いことばっか考えやがって」
「人の心読むんじゃねー!!!!」
「ま、いいんじゃねえか?楽しんでこいよ。」
「お前は他人事だと思って適当に流しやがって!!!!」
「だってヒトゴトだもん。俺関係ねえもん」
「絶対ウソだ!!!!お前がなんか仕掛けたんだろ!!!!!」
「いやいや、今回の件は本当に知らねーんだ」
「……えっ」
「お前俺のことどう思ってるんだ?」
いや、そりゃ極悪非道面白そうなことがあれば絶対に手を出す性格ひねくれてる鬼畜人間だと思ってますけど・・・とは言えないし。
でも、これがリボーンの仕業じゃないとしたら、どうして俺にこんなとんでもない話がやってきたんだろ・・・
とりあえずこの空間から脱出しよう、そうじゃないと殺される・・・!
***
「願い、か……」
そんなの、平凡な人生を歩んでいくことに限る。
だってこのままいけばどっかのボスにされそうだし。
怖いの嫌だし、キツイのも嫌だし。
「でも、なんか……」
気になるんだよなあ……なにか、こう、リボーンに嵌められているときの感覚。
ゾッと感じて、気のせいかと呑気に流してみたら、あとでとんでもないオチが待ってる感覚。
そんな感覚を、今、確かに感じている。
一体なんで俺がサッカー選手なんかに選ばれたのか。
なにか原因、理由、ワケがあるはずなんだ。
「それがまだわかってないのに…」
わかってないのに、気圧されて、やりますと答えてしまった。
だって雲雀さん怖いじゃん。本当に怖かったし。
「やっぱ、ドッキリだったらいいなぁ」
なんて、ドッキリではないことくらいあの殺気丸出し雲雀さんを見ればわかるけど、でもどこかで嘘であってほしいという想いもあるわけで。
「やだなぁ…」
***
「委員長、思っていたよりも簡単に受けてもらえましたね」
「そうだね、できれば他の人間を名指ししてもらいたっかたんだけど」
「どうして、沢田さんなのでしょうか」
「そんなの依頼人にしかわからないでしょ、金は払ってもらったしね」
「なにか…あの時のような、嫌なことが起こる、そんな気がします」
「たかがサッカーごときにそんなモノを感じてしまうなんてね」
「委員長も、なのですか?」
「まさか、僕が思っているモノはそんなものじゃないさ」
「そうですか、私にできることがあれば、なんなりとお申し付けください」
「そうだね、じゃあハンバーグ作ってくれる?お腹がすいて仕方がないんだ。」
「了解しました。すぐお持ち致します。」
***
「並盛中学校三年、沢田綱吉ねぇ……」
「不服かね」
「いいえ、そんなことは」
「これで全員だ。」
「はい、確かに。」
***
「おい、聞いたかお前」
「あぁ、まさかツナがなぁ…」
「ツナ君、大丈夫かなぁ…?」
「ばっかやろ大丈夫に決まってんだろ10代目だぞ!!!」
「いや、そういう心配してるんじゃねーよ」
【ボツ理由】
並盛中学への連絡はまず校長、その次風紀委員長に行くと思った
ネタ切れ