B二次創作

□短編
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【復活×稲妻】

それは、本当に突然のことであった。
獄寺はイライラしていた。とても、かなり。

喫煙しようとし、ハッとして止める。
それを繰り返していた。

(たくっ………なんで俺が……)

まさか、スモーキンボムこと獄寺隼人が表世界で有名になってしまうとは。

獄寺はとあるマフィアの御曹司だ。
まあ、今はボンゴレファミリーの時期ボス、沢田綱吉の時期右腕になる為に日々を過ごしているのだが。

そんな獄寺は、ある日雲雀恭弥から呼び出されていた。
一体何の用なんだ、と思いながら仕方なく応接室の扉を開ける。

己のボスの一体何したの獄寺君お願いだから謝って来てと思われていそうな表情をされ、嫌だとも言えずここに来てしまった。

「やぁ、呼び出したら一人で来れるもんなんだね」

「………用がねーなら俺は戻る」

「今更、君に戦いを挑むなんて真似、しないよ」

「…あ?」

「だって、僕より弱いじゃない。」

「果たすぞ」

「今回呼び出したのは、獄寺隼人、君の態度が悪すぎるからだよ」

「なに風紀委員長みたいなこと言ってんだよ」

「面白いこと言うね、僕は風紀委員長だよ」

「…………テメェ」

段々と会話をするのが面倒になってきた獄寺は頭をガシガシとかいて雲雀を睨む。
それを見て雲雀は威勢がいいね、等と言う。

「んで、何の用だ」

「君、沢田綱吉の右腕だっけ」

「ああ、当たり前だろ」

「じゃあ、守護者の頼みも、聞いてくれるよね?」

「………は?」

一体、コイツは何を言いたいんだと言わんばかりの獄寺の態度に少し苦笑しながら雲雀は言った。

「ほら、これでもその、マフィアの雲の守護者なんでしょ?ボンゴレの。」

「…………お前、本当に何の用だよ」

「右腕として沢田綱吉の傍にいるのは、まぁ、群れてるけどそこは許そう。そこは大した問題じゃない。」

「だが、学力は良くても君の並盛での態度は悪すぎる。御蔭で見なよ、この書類の数々。」

ぽんぽん、と軽く書類を叩いて雲雀は続ける。

「君が並盛に転校してきてから、書類の量が格段に上がった。」

「仕事ができていーじゃねーか」

「そこで、僕は考えたんだ」

*END*
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