愛狂注意予報
□星空キャンプ
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「ちょっとまずいな。伊敷、路肩に止めろ。具合悪いんだろ?」
「…………あの、」
「大丈夫だ。心配するな」
琴美、あいつは、どう思うんだろう。きっとキレるんだろうな
キャンプなんか何年振りかな?
思えば、あの日が最後だ。荒れてから、1回だけの
「颯真?」
「…………っ!!」
「やれやれ、こっちもだ。とりあえず、そこでいいから止めろ」
「おかめ、間違えた。月島、パシりだな……そこの自販機で、お茶買ってこい」
颯真を車から降ろすと、ていうか、なんもない
だけど、俺がいるせいなのか吐こうとしない
幼いころから、そうだった。俺の前では無理するんだ
「橘、無理矢理に吐かすな。幼馴染みや好きな奴の前で吐きたくないんだろう」
「颯真に……触れないほうが…………」
「んなこといわれてもなあ」