鬼灯の冷徹 ちび鬼灯様が現実にやってくる話

□第二話
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文香「んぇ…………………。」


目が覚める。どれほど寝ていたのだろう。


文香「…………………んー。」


未だに思考回路が回復しない。まだ夢の中みたい。

そう思ってふと、机の上を見ると。


文香「…………………うぇ?」


何か、こう。ちっちゃい人形のキーホルダーみたいなのが
机の上で動いている。


文香「……………寝ぼけてるんだ。そうだ、絶対。」


私は布団を被り直す。


?「…………ちょっと。」
文香「…………!!?」


小さな声が聴こえた。
幻聴だ。きっとそうだ。


?「………………起きてるんでしょ、私の話を聞いてください。」


相当疲れてるのかな。幻聴がずっと聴こえてくる。


?「ねぇ。起きてるでしょ?」


声と共に何かがもしょもしょと布団の中に潜り込んで来た。


文香「っひゃぁぁぁ!!!!!!!!!!」
?「あぁやっぱり。」


潜り込んで来たキーホルダー(?)は
小さくもキリッとした目で私を見つめる。
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