銀魂 土方十四郎の姉
□第四話
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(土方十四郎side)
土方「あの高杉が、この江戸に現れるという情報が来た。」
山崎によってもたらされた一つの情報。
高杉一派が、この江戸に現れるらしい。
羽月「高杉一派、とはどういう意味なんだい?」
沖田「高杉晋助を中心に、何人かの奴等が集まってるんでさぁ。そいつらまとめて『高杉一派』。」
羽月「なるほどねぇ。そう言う事かい。」
だが、さっきから姉さんの様子がおかしい。
高杉の名前を聞く度に深刻そうな顔をしたり、寂しそうにしている。
近藤「うむ、今度こそ高杉一派を確保するぞ!」
土方「情報によれば、現れるのは三日後。作戦を立てる時間はまだある。」
羽月「………………そうだねぇ。」
沖田「………………………。」
とりあえず、作戦は俺と近藤さん、姉さんと総悟で考えるという結論に至った。
羽月「……………ちょっと出てくるよ。」
沖田「何処、行くんですかぃ………?」
最近、総悟の様子もおかしいのだ。
姉さんが自分から離れるというと、何処に行くのか、いつ帰ってくるのかをしつこく聞く。
羽月「ちょっと、野暮用さね。」
沖田「いつ、帰りますかい?」
羽月「さぁ………夜には帰るよ。」
土方「夜?そんなに時間がかかるのか?」
聞くと、姉さんは「ちょっとねぇ」とだけ言った。