海南編

□真夏の出会い
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ザバァンッ

じじ「どうだ?」

上手い…かなりの上級者。
てかベテラン?
サーフィン歴20年とか?
←ちなみにあたしは18歳で
サーフィン歴10年。ドヤッ

じじ「また上手くなったな」

牧「ありがとうございます」

じじ「茉由。この子のサーフィン歴が何年かわかるか?」

茉由「かなり上手いから20年とかでしょ?」

じ・牧「「20…」」

じじ「牧くんのサーフィン歴はたったの3年だよ」

3年?あれで?嘘…

牧「あの。俺まだ17なんで」

一瞬時が止まったかと思った。
17?え?まだ20年生きてないと?

全てを理解した時、顔が真っ赤になったのが自分でもわかる。

茉由「え、あの、
す、すみません!////
あまりに上手かったので、
その、えぇと…////」

どうしよどうしよ、失礼にもほどがあるよね…
ああああぁぁぁぁぁ

牧「あの、気にしてないから」

茉由「あ、そう?」

なんかホッとした。

牧「じゃ、俺明日朝から部活なんで帰ります」

じじ「おお、気を付けてな」

牧くんは軽く頭を下げてから
帰っていった。
あたしも帰って早く夏休みの宿題終わらせちゃお。

茉由「じじ、またね」

じじ「おお」
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