サードで4番の君の隣。

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教室を出て野球部のあるグラウンドへ向かう


悠ちゃんはもうついてるかなー?



どんな人がいるのかなー?


などいろんなことを考えながら歩く



入り口であろうフェンスをガチャとあける



するとまず目に入ったのはたれ目だった




「あ、お前」




たれ目の阿部くんは私に気づくと眉間にシワを寄せながら近づいてくる



「阿部くんだー」



そんな阿部くんを見ながらのんきな声を出す




「お前やっぱ野球部入んのか?」




「うん!マネジするー」




などと阿部くんと話しているとほわほわした雰囲気の人が近づいてきた



「あれ?マネジ?」



「おー、らしいぜ」



阿部くんがその人の疑問に答える




「どーも、栄口です。よろしくねー」



栄口くんとゆうほわほわくんは私をみて挨拶をしてくれた


いい人!



「田島名前です。よろしくね、栄口くん!」



私が笑顔で答えると栄口くんは少し驚いたような顔をしながら田島さんってかわいいねーと言った


「えっ」


「おっま!」



顔を赤くする私



と阿部くん


え?(笑)
阿部くん?(笑)
なぜ?!



「おまっ、なにそんなことさらっと言ってんだ」



「えー?だってかわいいじゃん?ね、そう思うよね〜泉」



栄口くんは近くにいた泉くんと言うイケメンくんに話をふる



え、この人イケメン!かわいい!



「あー?」



イケメンくんは振り返りながら私の顔をじっとみつめる




「おーかわいいんじゃね?」
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