別の夢を見ませんか?

□人間カエルとキッド海賊団
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わが永遠の主、完全無敵な大海賊ユースタス・キャプテン・キッド。

そもそも伝説と呼ばれしひとつなぎの大秘宝・ワンピースはキッド様にこそ相応しい!

それを麦わらやトラファルガーを初めとする海賊どもには勿体無い代物!

このワシ、人間としての知識を持ったカエルでありキッド海賊団の薬剤師であるラッグが必ず、キッド様を海賊王に導かせてやるまでじゃ!


頂上戦争から1年半が経ち、その間に新世界に入ったキッド海賊団は大暴れをし続けていた。
四皇の幹部の船を沈めたり、キッドとキラーの懸賞金が更に上がったりしてキッド海賊団は名を高く上らせていた。
「キッド様!大変でございます!!!」
ラッグが新聞を持って船長室のドアを叩き、入って来た。
「トラファルガーの奴が七武海に入ったとのことです!」
「政府の犬に成り下がるとは・・・」
「全くですな、海賊行為を許す代わりに世界政府のペットになるとは、全く馬鹿としか言いようがありませんな、トラファルガーは」
ローが七武海に入ったと言う記事だけを破き捨てながらキッドに同意していた。
「麦わらの動きは相変わらず分からねぇしトラファルガーは政府の犬に成り下がるし、最近骨のある海賊は現れねぇし何かとむしゃくしゃするぜ!」
キッドの苛立ちは今に始まったことではないがいつ見ても怖い物だ。
ラッグは恐る恐るキッドに声をかけた。
「キッド様・・・やはりトラファルガーが七武海に入ったのに妬んでいるのでは?」
この言葉にキッドは立ち上がり、ラッグを踏んづけて船長室から出て行った。
「痛い・・・」
身体半分潰れてしまったが今ではすっかり慣れている行為にラッグは身体を引きずりながらキッドに付いて行った。
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