木花*其の一*

□11.溢れ出す葛藤
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やめよう、もう。





南野君の心中を推し量って
距離を縮めようとするのは。





この首の痣が消えたら
きっと、全て忘れてみせる。




妖怪のことも…何もかも

全部、全部、全部

夢だったと思って過ごせば良い。






彼が決断してくれた想いを

無駄にするのは…

もう、これでお終いにしよう。



〜続く〜


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