木花*其の一*

□18.霊界からの知らせ
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『行くよ…私』


秀一の顔を振り払うように、瞼を開き奈由は真剣な眼差しでぼたんを見つめた。

「覚悟の上だね?」

『うん。私……ぼたんちゃんと一緒に行くよ』







ごめんね…秀一君


この選択は
あなたを傷付けるかもしれない。


だけど


私、自分の気持ちで決めたい。



霊界探偵助手に

なるのか
ならないのか


それは

私に与えられた選択であり

私に与えられた運命である






自分の心で見定め、決めたいの。




〜続く〜


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