木花*其の一*

□6.不可思議の連続
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『………え?』


目線の先にある病院から

ふと、ピンクの光が見えた。



光を目の当たりにした瞬間



あれは何だ?と疑問を
持つよりも早く


何よりも早く










「幽助ーーーーーーーー!!」






光は、私の目の前を叫びながら
通り過ぎていった。




流れ星?

あれは、違う。


近くに接近するにつれて
見えた、あの光の姿は…









『ポニーテールちゃんだ!?』





その瞬間、奈由は
光が流れた方へ、踵を返し
素早く、その光を追いかけた。




あれは、そう。

以前、良く見かけた
不良の男の子と一緒にいた女の子の霊だ!



ただの幽霊なら
いまだって、時々見かける。


一々、気にかけることも
驚くことも少なくなった。


だけど


あの子だけは見過ごせない。




今、通り過ぎていった
ポニーテールちゃんは

叫んでいた。




「幽助」




私もよく知る、あの名前だ。



〜続く〜


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