木花*其の一*

□8.紐解かれた真実
1ページ/9ページ

夕暮れ時。
森に、不穏な空気が流れる。


自分でも思うのが、最近の私は
とても勘が優れている。


何かを、察知することに敏感になっている気がする。

こういうのって気が付かない方が倖せだったりするのかな?

この平和な世の中で
人間の知らないところで
人間の知らない「何か」が動き出そうとしている。


その「何か」には

貴方は含まれていないことを、願っていたのに。




――南野君、貴方は一体...
次へ
前の章へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ