木花*其の一*
□10.覚醒の初期段階
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妖怪を目の当たりにした時の
恐怖と混乱
幽助君やぼたんちゃんと
出逢えた時の喜び。
誤魔化すことへの
罪悪感や戸惑い。
たった1日で
様々な感情を巡らせて
私は酷く疲れていた。
この生活が
いつまで続くのだろう?
もう関わらない方が良い。
…そんなこと、わかってる。
だけど、私がどう抗おうとも
避けようのない出来事が起こり続ける。
妖怪だった、人間の私。
人間だけど、妖怪の私。
もう、受け入れるしか
私には、選択肢が
残されていないのかな。