彼氏

□HSな甘々彼氏高尾くん
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私の彼氏は高尾和成。

ハイスペックで、一緒にいるとすっごく楽しい。
私の自慢の彼氏様!!



「かっずなりぃー!」



和成の背中めがけて思いっきりダイブ!

少しよろけながらもしっかりと支えてくれるとかマジハイスペック。
ってゆーかバスケ部はそれぐらいできないとダメなんだろうけど。



「どーしたナマエ?」

「んーん、呼んでみただけ!」

「...ッ、あーもー可愛い!」

「きゃっ」



ぐるりと回って正面から抱きしめられた。

和成とのこんなスキンシップが好き。

ぎゅぅぅ、と抱きつくとさらに強く力を込める腕とか、結構至近距離にあるすっごく嬉しそうな顔とか。

私まで嬉しい気分になってくる。



「...あ、そーだナマエ」

「?」

「今度練習試合なんだけど、見に来てくれね?
ナマエがいれば和成頑張っちゃう!」

「あははっ、和成が頑張ってくれるなら応援行く!
彼氏様のかっこいいところもみたいし!」



ぴしり、和成の動きが固まった。

…え!?
私なんかしちゃった...!?



「...〜ッ、ナマエ、不意打ちはダメだって...」



頭が胸に押し付けられ、和成の顔が見えない。

どくりどくりと不規則に動く和成の心臓。
私が近くにいることでどきどきしてくれてるなら嬉しいな、なんて。



「ぇと、和成...?」

「ッ俺、ナマエのことマジ大好きだから...。
かっこいいとか言われただけでも、こんなに心臓どきどきしてる、っ」



きゅん。

今、確かに胸がそう鳴った。


私だって可愛いって言われるとすっごい心臓ばくばくだし、和成のことが大好きだ。

こんなにも深く思い合っているなんて、なんだかくすぐったい。



「...私だって和成のこと大好きだし!」



照れ隠しに胸に顔を埋めれば、和成は優しく頭を撫でてくれた。









(((やべえええええええ可愛いいいいいいいい)よしよし…))



((ん…、))



((ッ、…(ああああああああ!!!!!)))



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