誠凛でわちゃわちゃするお話。

□第2Q
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「屋上でお昼を食べるんですが、名前さんもどうですか?」

「そうだな。名前も来いよ」



会って4時間ほどで仲良くなった2人にこう言われたのが5分前。



「貴女、バスケ部のマネージャーやらない?」



ヘアピンをした茶髪のカッコ可愛い先輩にこう言われたのがたった今。



「...はい?」

「黒子くんに聞いたんだけど貴女桐皇から来たらしいじゃない。
しかも黒子くんや火神くんのことも自己紹介前なのに知ってて、笠松さんや桃井のことも知ってる。
バスケ関係者でしょ?」

「...う」



まあ関係してないと言われれば嘘になるけど。


幼馴染はキセキの世代の主将、赤司征十郎。
従兄弟は秀徳高校レギュラーの宮地清志。
それに桐皇では今吉さんがやけに絡んで来てたし。
桃ちゃんともクラスが同じだから仲良くしてもらってて、青峰くんともちょこちょこ。

それに清兄を通して大坪さんや木村さんはもちろん幸くん(笠松さん)とか福井さん、岡村さんとも仲良くなった。


...そういえば岡村さん、後輩に弄られまくってるって福井さんが言ってたな。
モミアゴリラだっけ?



「で、どうかしら?」

「...清兄達の情報を渡すことはできませんけど」

「清兄? ...ああ、宮地さん達ね。
別に構わないわ。
正直、私だけじゃマネージャーの仕事をやるのキツイのよ。1年生にも手伝ってもらってるんだけど...、やっぱり練習に参加してもらいたいしね」

「...ふーん」



思っていたより相田先輩はいい人だった。



「じゃあ入ります。よろしくお願いします」

「あら本当!? ありがとう名前ちゃん!」

「いえいえ」

「名前さんと同じ部活に入れるなんて嬉しいです」

「嬉しいことを言ってくれるねテツくん」

「惚れました?」

「今ので台無しかな」




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