誠凛でわちゃわちゃするお話。

□第5Q
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はーいどうも名前でーす。


私が入部して、テストも終わり、無事夏休みに入った。
そして無事夏合宿も終わった。

夏休みと言っても練習はあるわけだが、今日は珍しく休み。

家でのんびりしようと思っていた、けど



「あー、けっこうでけーな規模」



来ちゃいましたストバス大会。


昨日テツくんから連絡が来た。「明日1年達でストバスに行くんですけど、名前さんもどうですか」と。

休みの日までバスケか、と一時気分が落ちたけどまあいっか、ってことでついてきた。


でもやっぱり来なければよかったかも。



「っていうか、1年達だけじゃないの? なんで木吉先輩?」

「河原風邪引いたんだって」

「ま、楽しくやろーぜ」



けらけら笑って言った木吉先輩。

ようするに代理らしい。



「皆バスケ好きだよねー」

「嫌いだったらバスケ部に入ってませんよ。もちろん名前さんも好きですよ」

「あーはいはい」

「名前、黒子の扱い...」

「はは、苗字も相変わらずだな!」

「そうですかな? ...あ、フリくんとフクくんと木吉先輩、名前って呼んじゃっていいですよ。
苗字呼びの方がなんか違和感」

「じゃあ俺も鉄平でいいぞ!」

「あ、俺らも名前でいいよ」

「了解でーす」

「........名前、早く行きますよ」

「うわ、ってなんか呼び捨てになった」



ぐ、と腕を引かれた。

なんなんだ全く、可愛いから許す!



「バカそれ漢字違うじゃん津川!」

「ん?」

「およ?」



坊主さんと蜂蜜色の髪のタレ目さん、あと厳つい老け顔の人。

老け顔の人高校生? だったら顔老けすぎだろ。


笑いがこみ上げて来るのをぷるぷると震えながらも耐えている、と。



「正邦−−−−!?」

「誠凛−−−−!?」



近くにいた大我やら光樹やらが叫んだせいで耳が痛くなった。




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