小さな恋物語
□２
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放課後先生に呼ばれて教室から離れている間のことだった。
用事を済ませ、小走りで廊下を通り、ガラッと勢い良く教室に入ると
そこには
ビリビリにされた教科書。
鞄の中の物も巻き散らかされて、ぐちゃぐちゃだったのだ。
貴「あはは…、ちょっと教室に居なかっただけなのに…な」
紙の端に何か書いてある。そう思い、恐る恐る教科書の破片を数枚手に取り合わせてみた。
するとそこには文字が書かれていて…
貴「…っ！」
そこには人を馬鹿にするものから、妬みや、私への八つ当たりが書いてあった。
正直、知りたくはなかった。認めたくはなかった。
自分がイジメられていることを。
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