小さな恋物語
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貴「私、やっぱりイジメられてたんだ。」
元々思う節はあったのだ。
教科書や物が無くなったり、上履きが無くなったり、無視されたりと。
だけど、ここで親にイジメられているといえば、さらにいじめは悪化するとおもい、今まで嘘をついてきたのである。
親にも、周りにも、自分にも。
後少し我慢すれば見て見ぬふりできたのに…。
もうどうでもいいか。
この日をきっかけに、明るかった彼女の性格は沈んでしまったのであった。
そして、春。
新しい制服に腕を通して、歩き出していった。
→アトガキ