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□【VS】迷子なう【幽霊】
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101:ここはじーごーくー
無事で何より
102:カガチ
ええとでは
まず携帯の明かりを頼りに教科書を開きました。内容は「殺されたキラ子、悲しみに暮れる婚約者の前にキラ子の婚約者を名乗る男現る!」
頭の中で英文を読みながら「お化けなんてないさ」を歌う私。外から近づいた影が境内の奥の、木の枠を組み合わせて作った出入り口を叩いた。
103:ここはじーごーくー
最近の高校何教えてんだよww
104:ここはじーごーくー
ストーリー濃い分英語力が鍛えられるんだ…多分
105:ここはじーごーくー
バリトンボイスで歌われる「お化けなんてないさ」ww
106:ここはじーごーくー
アカン吹く
107:ここはじーごーくー
抜いた
108:ここはじーごーくー
>>107
通報しました
109:カガチ
丁度二人がキラ子の性感帯について激しく語り合っている場面で、頭が混乱してきました。だって頭と口で別のこと言うの大変なんですよもう。
「イイトコなんてないさ、腋下なんて嘘さ、寝ぼけた人が、やり間違えたのさ」と歌ったところで女2に近づく。枠を叩く手と自身の手が枠越しに重なるよう枠を叩く。
110:ここはじーごーくー
ツッコミが追いつかない
111:ここはじーごーくー
>>110
みんなでがんばればだいじょうぶ
112:ここはじーごーくー
とりあえず一言
高校仕事しろ
113:ここはじーごーくー
腋下wwマニアックですねwww
114:ここはじーごーくー
>>113
だが萌える
枠越しに合わされる手、それは許されない恋人同士がガラス越しに手を合わせるのと似ている
115:ここはじーごーくー
>>114
首無し女と「お化けなんてないさ 替え歌ver.」歌いながら教科書読んでる男子高校生だぞww
116:ここはじーごーくー
最後の歌詞だけは間違えないよう気を付けながら出入り口を徐々に開く。この時既に四つん這い。
「キラ子なんてウ、ソ、さあああああ」キラ子……じゃない女2に突進。てけてけのマネというか四つん這いからの突進になったので後でやり直しますね。
そして2、3m飛んだ女2に「お前はもう…死んでいる」
117:ここはじーごーくー
せんでいい大人しくしててください
118:ここはじーごーくー
キラ子いなかったことにされるとかw
119:ここはじーごーくー
幽霊に「お前はry」とか改めてみると事実言ってるだけだなww
120:カガチ
そして飛来する女1の口に竹刀を突っ込んでから側転。勿論「うまかったぜえ、お前の頭」と言うのも忘れない。
立ち上がろうとする女2の手を取り立たせる。出来うる限りのいい声で「結婚しましょう」と囁く。
攻撃してこないと思いつつ女1を見てみると
赤 面 し て い た
121:ここはじーごーくー
いつからここはラブコメスレに
122:ここはじーごーくー
赤面する首だけ女(焼けただれ)
123:ここはじーごーくー
女がギャグ要員にww
124:カガチ
何コイツと思っていると女1が口を開く
女1「あっあのそういうのはお互いを知ってから…」
私「いや安価なので。そいやっ!」
固まったままの女2を女1へ背負い投げ
女1&2がぶちギレたので神社内に逃げ←イマココ
125:ここはじーごーくー
女が意外と純情でww
126:ここはじーごーくー
女ゴメン、からかうような安価やらせて
127:ここはじーごーくー
しかし怖い
128:カガチ
おこみたいですね
129:ここはじーごーくー
ムカ着火ファイヤーじゃね?
六段活用覚えらんない、最後なんだっけ
130:ここはじーごーくー
確かドリームついてたような
131:ここはじーごーくー
女「乙女の純情弄びやがって!」
132:ここはじーごーくー
>>131
笑えばいいのかビビればいいのか
133:カガチ
することないので希望があったスペック増築を
・コテハンは下の名前の別名から
・剣道部所属
・185cm
・特技:272ある地獄全部言える
・最近の悩み:連日、白い豚に求婚される夢を見る
134:ここはじーごーくー
いや対策考えy……
……………………え?
135:ここはじーごーくー
ふじこふじこ
136:ここはじーごーくー
まさか
137:カガチ
どうしました?というか出入り口破壊されそうです
今までありがとうございました皆さん、私は戦ってから潔く散ります
138:ここはじーごーくー
ちょ、待ってくだsあい!
139:ここはじーごーくー
ずっと前…俺の上司は言いました
「蛇も鬼灯も古称はかがち」
140:ここはじーごーくー
>>139
141:ここはじーごーくー
>>139
142:ここはじーごーくー
>>139
ビンゴ
143:ここはじーごーくー
つか今更だが、普通はこのスレ現世の奴は滅多に来れねえよな
144:ここはじーごーくー
>>143
ヒントは初めからあったと
竹刀の冥福からのバッティングに飲まれてて気付けんかった
145:カガチ
どうしたんですか?
146:ここはじーごーくー
こっこちらの話でございます…!
大丈夫助かりますよ!
147:ここはじーごーくー
またカガチ様と話せるとは…嬉死ぬ
148:ここはじーごーくー
「白澤」って叫べば解決ですな
149:カガチ
は?しろさわ?
150:ここはじーごーくー
覚えてはいらっしゃらないようだな
151:ここはじーごーくー
>>150
仕方ないさ
「はくたく」ですカガチ様
152:ここはじーごーくー
これは白澤様涙目ww
俺らも涙目…
153:カガチ
>>152
(i_i)\(-.-)
…あ、天井が
* * *
叩かれていたのは出入り口だというのに天井が破壊されるとは謎すぎる。結婚などと戯れ言を吐かなくても、いずれはこうなっていただろう。天井だった場所から首を覗かせる女とその頭を見上げる。
「激おこスティックファイナリアリティプンプンドリームというやつですかね」
最後にもう一度、話し相手となったスレ住民達に挨拶をしよう――そう思って携帯の画面を見て、彼らが何か助言をくれたことを思い出す。
それは何かの名前らしい。呼んだら助けに来てくれるのか、まさかそんな神様みたいなこと。
しかし優しくしてくれた彼らの言ったことだ、一応叫んでみる。
「白澤!!」
次の瞬間に何かが起こったりはしなかった。脱力するが一秒後、空を見せない雲から光が漏れだし、地上を照らす。それはまるで明るい月光だった。
光は女に差し掛かってその姿を塵にした。何が起きているのか分からない鬼灯は、雲の切れ間から白い何かが降りてくるのを見た。ソレは目の前に降り立ち、こちらを見つめてくる。
「…………貴方が……」
白澤、という存在なのか。
真っ白い牛のような体。目はパッと見三つ。明らかに普通の動物ではなかった。しかし鬼灯はソレの異形さより尻尾のモフモフに目を奪われる。
「鬼灯……」
白澤が名前を呼んできた。同時に、獣の姿がシュルシュル縮み、人の形になる。中国じみた服に白衣を重ね、頭に三角巾を巻いた男の姿だ。給食当番を思い出す。
信じられない嬉しさを抱えたような顔で、男の指がこちらに伸びる。景色はいつの間にか近所の公園になっていた。
「やっと見つけた……!」
「なっ……!?」
引き寄せられて抱きしめられる。見ず知らずの、しかも男に――引き剥がして殴り飛ばそうと思ったが、回された腕の震えに気付いてしまい、躊躇う。
「捜したんだよ、もう……ああ、よかった……」
「……貴方とお会いしたこと、ありましたっけ」
びく、と腕が強張った。余計に強く抱きしめられる。腕の震えが、嗚咽を必死に堪えるものに変わる。展開に理解が追いつかないが、どうしてだろう。嫌悪はない。
握ったままの携帯の存在を思い出し、彼らに助かった旨を伝えなければと思う。
この時は、彼らがこの男と自分の縁を更に繋ぐだなんて、考えもしなかった。
終
* * *
初めての2ch風。面白く書ける人本当尊敬します…。
捕捉しますと転生パロです。ここから給食当番にストーカーされる鬼灯様のストーリーが始まるのですたぶん。