BL

□「好き」って言って
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「ねぇ、多串くんは俺のこと好き?」

「ぶふっ」

さりげなく聞いた言葉に、多串くんは飲んでいたお茶を辺りにまきちらした。

「あーあ…きったねー…」

「て、てめーが、ンなこといきなり言うからっ…!」

「多串くん、顔真っ赤」

ニヤニヤしてからかってやると、多串くんは更に顔を真っ赤にしてこちらを睨む。

「…そんな可愛いことしてると、銀さん襲っちゃうよ?」

「なっ……!…っ、ざけんな!」

バッと目をそらす多串くん。
何この子、襲えってこと?
いいの?銀さん我慢できないよ?

「……だ、よ」

「ん?」

「…っ、好きだよ!…銀、時のこと…」


これ以上ないくらい真っ赤になっている多串くんを抱き締めてやれば、腕の中で身を捩り、髪の毛にすり寄ってきた。

「…ねぇ、もっかい好きって言って」

「……好き」

「…もっかい」

「………愛してる!」

「………もう、無理」

「…は?うわっ!?」



ごめんなさい

俺は今からこの可愛い生き物を犯しちゃいます




*END*
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