BL
□最大級の愛
2ページ/7ページ
「お前は発情期のガキか」
苦笑いして言うと、揚羽はこともあろうかオレの服の中に手を突っ込んできた。
「ここおっ勃ててるやつに言われたくねぇな」
「うっ…」
男の股触って何が楽しいんや。
「嫁は嫁らしく、旦那様に気持ちよくなってもらうために頑張るとするか」
揚羽はあっという間に服を脱がすと、オレのものに手をかけた。
「…本当に嫌なら抵抗すりゃいいんだ」
「………」
「無言は肯定と取るぜ」
「…早よやれや…っ」
色々と恥ずかしくて顔を背けると、オレのピー子が揚羽によってくわえられるのがわかった。
「んっ、ふ…っ、んん…」
オレが手で口を押さえているのを見た揚羽は、顔をしかめた。
「何で」
「家族に聞こえるやろ…!」
「公認だし、いいじゃねぇか」
「オレがよくない!」
「もったいねぇな」
揚羽はブツブツ言いながらも、顔色一つ変えずに、俺のものを舐めている。
男のものを口に入れることに抵抗はないのか。
こいつは、幼いころから。
「ん、んぁ…っ、ふ、あっ、も、イ…っ、く…!…口、離せ…」
幼いころからこういうことをして生きてきた。
この気持ちは同情ではなく。
「…くっ…」
ただの醜い嫉妬心。
「…飲んだんか」
オレが問うと、揚羽は汚れた口を拭きながら、コクリと頷いた。