BL
□ひじきパワー
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頭がクラクラする…
顔も熱くて…
「おはようございます、沖田さん!!」
「山崎…」
「どうしたんですか?元気ないですね」
「何でもないでさァ…」
総悟は心配する山崎を適当に受け流して顔を洗いに洗面所に向かった。
「まだ顔が熱いでさァ…」
総悟は自分の頬をペタペタ触って溜め息をつく。
「やっぱり昨日雨の中でチャイナと喧嘩したのがいけなかったんですかねィ…」
また一つ溜め息をつくと、総悟の天敵、土方も顔を洗いにやってきた。
「総悟じゃねぇか。珍しく朝早いな」
「うるせェニコマヨ中毒」
「ンだとこのドS王子が」
「最高の誉め言葉でさァ」
「生意気言いやがって……。ん、総悟顔赤くねぇか?」
「……気のせいでさァ」
「気のせいじゃねぇよ」
土方は自分の手を総悟の額にのせてみる。
「っ!!」
土方の手の冷たさに驚き、総悟は土方の手を振り払った。
「何だよ…」
「ホントに…大丈夫でさァ…少し寝てれば治るから…」