風光る
□大切な人と
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｢くりすます？｣
｢あぁ。キリスト教の行事でな、イエスキリストの誕生を祝うんだよ。つっても大半のやつらは贈り物をしたりごちそう食ったり…好きな人とすごしたり…好き勝手やってるな｣
｢へぇ…｣
今総司は法眼のところでクリスマスの話を聞いていた。
屯所に帰った総司は、原田、平助、永倉が何やらコソコソしているのを発見した。
｢何やってんですかー？つまみ食いの会議ですか？神谷さんまた怒りますよ｣
｢んにゃ。まさに贈り物したいから相談してたんだよ。総司もなんかねぇか？｣
｢贈り物……クリスマス…｣
総司が呟くと、原田は驚いた顔で見てきた。
｢お前よくわかったな。クリスマス。異国の祭りとはいえ俺がそんなでっけぇの見逃すわけねぇだろ？｣