風光る
□忘れないで
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雨上がり。
「虹ですよ、神谷さん」
「やっとあがった…これで洗濯物が干せますよ」
セイは手際よく洗濯物を干していく。
「…もう少し心に何かをきれいと思う余裕を…」
総司は自分の言葉が無視されたのがおもしろくなく、不貞腐れている。
「だって最近雨ばっかで中でしか干せませんでしたから…中はあんまり乾かないから大変だったんです!!見てくださいよ、この洗濯物の量!!!」
セイはまだ少し湿っている洗濯物をいくつか総司に渡した。
「手伝ってください!!」
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