リョーマ受け小説

□好き。
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土曜日。

ついに来たこの日。
アイツとの距離を縮め最終的には...!!

「跡部、バス着いたで。はよ降りろや。」
「あ?あぁ。」

「跡部、よく来たな。」
「今日はよろしく頼むぜ。」
こうして合同練習試合がはじまった。

「次、跡部vs越前。」
やっと越前と打てるぜ。
「おチビいなくね?」
「「え?」」
リョーマの姿は何処にも見当たらない。
「手塚、俺様は体調がよくねぇ。休みがてら探してくる。」
「おい、跡部っ!」
止めようとした手塚の前に影が2つ。
「手塚、次の試合の埋め合わせは僕がやるよ。」
「跡部の代わりにやらせて貰うわ。」
「あ、あぁ。分かった。」

「なんだ。忍足も気付いたんだ?跡部のこと。」
「当たり前やろ。態度あからさますぎや。」
「手加減しないよ?」
「そら此方のセリフやわ。」

二人のフォローでその場をおさめることに成功した。

アイツ何処だ??
とりあえず校舎の周りを探し始めた。
「離せよっ!!」
この声...
林の中へと進んでいた。

「いい加減にしてよね。」
「何処までも生意気なやつだな。」
3人の男たちがリンチしていた。
リョーマの体には痣がいくつかあった。
「ねぇ、気がすんだ?退いてよ、これから試合あるんだけど。」
「黙れ!!」
「.......っ!」
「おい、何してんだよ。」
男が振りかざした手を間一髪で掴んでいた。
「跡部さん...」
「てめぇら、警察につき出してやろうか?ぁあん?」
男たちは速効逃げていった。

「大丈夫か!?」
「助かったッス。ありがと。」
リョーマは微かに震えていた。
「来い。その面じゃ試合に顔出せねぇだろ。」
そのまま二人はリムジンに乗り、跡部邸へと帰っていった。
「ねぇ、勝手に抜けていいの?」
「忍足にメールしておいたから心配要らねぇ。」

「まずは手当てだな。服脱げ。」
「やだ。手当てなんかしなくていい。」
「お前なぁ。どう見ても酷い怪我だろそれ。」
「............」
俺様は信用されてねぇのか...。
「分かった、担当医を」
「やめてっ!!」
っ!?

「分かったから、跡部さんがやってよ。」
「じゃあ早くしろ。」
リョーマは一瞬顔をしかめてレギュラーポロシャツを脱いだ。
「なんだ...これ.......っ!」
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