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□幼馴染と潮吹き
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「ねぇねぇ、男でも潮吹き出来るんだって!」


とある休日
この日は学校の体育館の耐震工事があり、珍しく部活は休みで高校入学以来久しぶりの完全なるオフだった
しかし、中学から今まで部活漬けだった俺は突然舞い降りたオフをどう過ごすか持て余してしまい、さんざん悩んだ挙句結局いつもと同じコースで幼馴染である智也の部屋に入り浸ることにした


特に約束もしてなかったが智也は快く俺を部屋へと迎えてくれ、それはそれはいい笑顔でキモいことを言い出した


悲しいかな、俺はこのバカの変態発言には慣れているので気にすることなくコイツのベッドを占領し、これまたコイツの部屋に置いてあった雑誌を適当にめくる


すると智也は俺の態度にもめげずねぇねぇ、と俺の背中を揺り出した


「ねぇねぇ、大ちゃん聞いてる?ねぇってば」

「だー!うるせぇっ」


余りにもしつこいので俺は堪らず雑誌を智也に投げ付けた


「あぁん、過激!ひどい!」

「うるさい、キモい。何の用だよ」

「だから潮吹きだってば!」

「潮?」


何の事か分からず首を傾げる俺に智也は誇らしげにふふん、と鼻を鳴らした


「男でもねイッた後にずっと亀頭を擦り続けたら潮吹けるらしいよ」

「へー」


興味無さげに智也の変態話に相槌を打つとコイツは何かを期待するようなキラキラした目で俺を見下ろして来た


コイツがこんな顔をする時は大抵ロクな事にならない
俺は長年の経験から危険を察知し、じりりと後退った


「だからさ大ちゃん、潮吹いてみようよ!」


ど う し て そ う な っ た


「こっち来んな!キメェ!」


ベッドに乗り上げ顔を近づけてくる智也を押しやると逆にその手を掴まれて後ろに押し倒されてしまった


「えへへ、捕まえちゃった」


普段見せるものとは違うどこか大人びた笑みを浮かべる智也にゾクゾクと恐怖を感じがむしゃらに手足をばたつかせ抵抗した


「ふざけんな!邪魔だ、上から退けろ!」

「もう暴れちゃダメだってば」


俺の頭上からガチャリと音がして手首に硬い感触を感じた
確認する為ソコを見上げると左右それぞれ手錠に繋がれてる自分の両腕があった
その手錠は俺の手首とベッドポールを繋げていた
ガチャガチャと力任せに暴れてみても手錠は壊れる様子もなく、ただ無意味に俺の手首を傷つけるだけだった


「おい!何だよコレ!」

「ふふ、こんなこともあろうかと枕の下に忍ばせてありました!」


 嗚呼、お前変な所でこだわるよな


ドヤ顔をする幼馴染を苦笑いで見上げた


「ではでは、無事大ちゃんを拘束できた訳ですし、早速始めますか」

「うわ、ちょっと待てよ」


上機嫌でズボンを脱がそうとする智也に慌てて制止の声をかける


「何?」

「いや、あのさ…こんなコトしたら俺達気まずくなるだろ?俺、智也の事本当に大切な友達だと思ってるから気まずくなんてなりたくないんだ」

「大ちゃん、俺の事そんなに…」


余りの恥ずかしさに顔から火が出るんじゃないかってくらい照れながら言うと智也はこんな事滅多に言わない俺に感動したのか口に手を当てつぶやいた


「わかったよ大ちゃん」

「智也…!」

「しっかり気持よくさせるからね」

「わかってねぇ!」


智也はキリ顔で俺のバックルに手をかけ、ベルトを外しだした
いよいよ危機を察知し俺は必死に足をばたつかせる


「ふざけんなバカ!やめろよ!」

「もう、大ちゃん口悪いよ?」


智也の無駄に整った顔がドアップに近づき、口にフニっとした感触を感じた


「ん゛ん!?」


俺、智也にキスされてる?!


その柔らかいものが智也の唇だと気付くのにそう時間はかからなかった


ガキの頃は一緒に風呂に入ったり、互いにおねしょしたのを隠し合ったりしたあの智也が俺にキスしてる


驚愕に口を開け固まる俺の口内にぬるりとした感触の智也の舌が侵入してきた


「………ンふ…」


舌は上顎を撫で、歯茎をなぞり、舌を絡め、唾液をすすり俺の口内を我が物顔で蹂躙してゆく


「…ゃ……ともや、やめ………」


息苦しさから生理的な涙が浮かび、グズグズに溶けた脳みそは顎を伝い落下していく唾液さえも快楽として拾った


 なんで、智也はこんなにキスが上手いんだよ


知りたくも無かった、むしろ知ってはいけなかったような幼馴染の意外な一面を知ってしまい別の意味でも泣きそうになった


「……ぁ、ふ…ん……」


鼻にかかった甘い声が知らず口から溢れる

酸欠で頭がぼー、としてきたところでやっと開放された


「えっろい顔」


智也は目を細め男の顔をして舌なずりをした


「もう、やめろよ」


情けなくも弱々しい声を上げ泣きそうな俺をあやすように額に口付けを落とした


「大丈夫。すぐに気持よくなるから」


そう言い智也は俺の前を寛げ、さっきのキスにより僅かに反応を示す俺のに顔を埋めた


「ああっ、智也、何してっ…!」


驚愕に声を上擦らせる俺を気にする様子も無くじゅぼじゅぼと俺のを咥えてゆく


「ん、はぁ」


温かく柔らかい初めて知る快楽に堪らず声を上げると智也は嬉しそうに喉を鳴らした
その振動にまた感じて声を上げる


「ゃ、やだ智也。汚い」

「らいりょーぶ」

「あ!ばか、しゃべるなぁ…!」


智也は片手で玉を揉みながら裏筋を舐めたりカリの周りを丁寧に舌でなぞっていく


「…ぁ、ああっ!……やめっ…!」


亀頭を咥えられ舌でえぐるように尿道を擦られると急激に射精感が増していく


「ひぁっ!……ぃやぁ!…とも、イっちゃぅ!イっちゃ…!」


智也の触り心地のいい茶髪に指を絡め引き離そうと引っ張るも快楽に湯だけた体では満足に力が入らずただ添えるだけになってしまっている


「…あッ!……ぃっちゃ、ほんとにイッちゃうからァァ…!!」


智也は俺の懇願に耳も傾けず、逆に俺の精子を引き出すかの様に凄い勢いで吸引し出した



ズズズズズズズズズズズズズズズズッ



「ひやぁぁぁあ!!」


過ぎた快感に目をチカチカさせ足を痙攣させ震わす


「あ!だめ!もぅ……あぁぁぁぁぁあ!」


耐え切れず俺は智也の口内に精を吐き出した


「はぁ、…ん………」


ゴクッ


智也は眉間に皺を寄せ最後の一滴まで啜り取ると喉仏を大きく動かして俺のを飲み込んだ


「は、はぁっ、おま、嘘だろ」

「思ったより粘っこいね」


あまりの事に驚く俺をよそに智也は気にした様子もなく適当な感想を述べ俺の萎え切った自身へと手を伸ばした


「あ、なにっ?」

「ん〜?大ちゃんは今から潮吹きするんだよ?」

「あ゛ぁ゛ッ…!」


あろう事か智也は俺の自身の先っぽに掌を擦り付けるように刺激してくる


「やぁっ!だめ!さっきイッたばかりだからぁ!」


俺が半泣きの悲痛な声で懇願しても智也は受け入れる様子もなく俺の先っぽを苛める


「あぁっ、いたぃ…いたいよぉ……!」


敏感になったソコにとって大きすぎる快感は痛みとして受け取られる


等々我慢できず体を震わして目から涙を零すと見兼ねた智也はあやす様に俺に口付けを落とした


「ン、ふぅ…」


俺は目を細め与えられた快楽に必死にしがみつく

俺の理性はとうに崩れ去っていた


「ン、はぁ……あ、やッ…きちゃう、きちゃっ!」


口を離しさっきまで感じていたものとは違う、込み上げて来るものに体を大袈裟な程ガクガクと震わした


「やっ!…とも、やめて…!……おしっこでちゃうっ……!おしっこぉ!」

「うん。出していいよ大ちゃん」

「ああッ!やだぁ!…でちゃうのォ!……おしっこ、でちゃッ」

「いいよ、見ててあげる」


 だから、ね?


「ぃやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああ!!!」


俺は耳に囁かれた瞬間堪えていたものを放った


尿道から放たれたそれは透明な色をしており、ビュッビュッ、と断続的に勢いも無くタラタラと放たれた


「あ、ああ……」


俺は尿道から吐き出される度体を引くしかせ悶えるしかなかった



 絶対、智也殴る



確固たる決意を胸に俺は意識を手放した

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