世界樹と冒険モノ。

□出会い
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 ―プリシアナ学院


 龍帝騒動(とオレは呼んでいる)が収まり…オレ達、プリシアナ学院2年でもあるメンバーは学院に戻っていた。

 理由?そりゃあ…また単位がヤバイことになっていたから…モーディアルの方は平気なんだけどね。


 座学の補習は終わったけど、残ったのは…実技。つまり、迷宮に行ってくる事。

「えーと…今回は特定の魔物を倒せばいいのね?」

 内容をメモした紙を見ながらツキノが言う。

「しかもその魔物が落とした素材もきっちり回収…あー厄介だな」

 影波が頭を掻きながらそうぼやいた。…気持ちはわからなくないけど…

「ま、ここでぐだぐだしていても仕方がない!さっさと行くわよ!」


 バシッとオレの背中を叩きながら未菜が言う。…このクセ、どうにかなんないのかなぁ…

 それを見た月詠は溜め息を吐き、ディアナは苦笑していた。

「…あー、ともかく行こうか!ディアナ、スポット頼む!」


「わかりました!」


 即座にスポットを詠唱しはじめ、景色が変わった。


 ついた先は…ボルンハーフェン。

 今回は天機ある山道で特定の魔物を討伐し、素材を回収すること。

 準備は学院でやっておいた。

「じゃ、行こうか!」

「「「「「了解!」」」」」





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