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□その声で殺して
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私はまだ貴方に捕らえられたまま…

貴方から抜け出せないでいるの。




―この声で殺して―




何かにのまれそうな時がある。

それは、現実であったり、夢の中であったりする。



頭蓋に大きな衝撃が、

鼓膜には痛い程の振動が、

眼球は視点を失い、

体内の血液は突然冷たくなり、

感覚がすべてなくなる気がした。


なんとも言えない心地の悪さ。
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