スマブラ
□トワリン妹参戦!!
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「も〜、何処なのここぉ〜?」
森の中、黒いワンピースを着た少女が1人地図を片手にさ迷っていた。
「ねぇダーク、ここ何処〜?」
《知らねぇな。まぁ確かなのはハイラルにある森の中じゃねぇことだな》
「だよねぇ…だってさっきデクババそっくりの、なんか可愛くした感じの赤い白水玉模様のやつとかいたもん」
まあ簡単に倒せたけど、と少女はそう付け足した。
周りには少女しかいないはずだが、少女は独り言のような、否誰かそこに別の誰かがいるように話している。
そして少女の声に交わってくる男の声。
しかし男の姿なんてどこにもない。
「ほんっと、おにぃってば何処にいるのかなぁ〜?
目覚めたら知らないことにいるわ、おにぃもミドナもいないわ、代わりにここの地図みたいなのしか置いてないわで、ホント最悪ぅ…」
《文句ばっか言ってないで進めよ。ほら次右な》
「は〜い…、ん?
ダーク! なんか見えてきたよ!」
《あぁン?》
少女の指差す先には石造りの古城が。
少女は地図と古城を見比べ、確信ついたかのように深くうなづいた。
「見えた!あれがスマブラ城か…」
《取り敢えずあそこを目指すしかねぇだろうな。
一気に行くぞ》
「OK!」
そういうと突然少女の足元から突然影のものが少女の体を包んだ。
影に飲まれた少女は形を変え、それは黒猫のような、否、漆黒の山猫の形をかたどっていく。
「ニャ!ニャニャア!」
漆黒の山猫は一声鳴いて、駆けた。
目指すは、スマブラ城へ。
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