緋弾のアリア 無限の力を持つ武貞
□アリアとの出会い
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朝、俺は部屋の鏡の前でネクタイをつけながら隣で制服を着ている男に、
「おい、キンジ。今日は白雪来ないのか?」
「さぁな。何だ?また白雪の弁当食いたいのか?」
まぁ、確かに食いたいが。
「朝っぱらからお前と女子が喋ってるとムカつくんだよ。」
「あのなぁ・・・・・・。」
すると部屋のドアから、
『ピンポーン。』
「・・・・・・・・来たな。」
俺はドアに近付き、ドアノブを回して開けた。
「あっ、未来君!おはよう。」
「よぉ、白雪・・・・・・ってまたすげぇ量だな。」
白雪の手元にはふろしきで包んだ重箱があった。
「おい、白雪・・・・・朝からそんなに食えないぞ・・・・・・。」
「ええ・・・・・せっかくキンちゃんの為に作ってきたのに・・・・・。」
キンジがそう言うと白雪はそう言った。
「それにもう朝飯食ったしな。」
「そうなんだ・・・・・・じゃあこれ、夜食べて!」
白雪はそう言うと俺に強引に重箱を渡してきた。つか、えらい重いな。よく女子の白雪が持てるな。
「あっ、未来君も食べていいから。」
「お、おう。・・・・・てかお前、男子寮にいていいのか?先公らに見つかるぞ?」
「大丈夫!見つからないように戻るから!それじゃあね!」
白雪はそう言って走っていった。