緋弾のアリア 無限の力を持つ武貞
□バスジャック
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次の日の朝、俺とキンジは、道路を走っていた。
「キンジのアホッ!!何でお前の腕時計、時間が遅れてんだよ!!!」
「知るか!俺は何もしてない!」
まずいな、このままじゃ五十八分発のバスに乗れるか分からない。
「クソ、チャリが壊れてるこんな時にぃ・・・・・!」
こうなるんなら俺のチャリだけでも爆発させなきゃ良かった!
「流星!バス、もういるぞ!」
「見りゃ分かる!」
俺達はドアの前に来た。そこには武藤がいた。
「武藤!乗せろっ!」
「わりーな、バスん中一杯なんだ。チャリで来い。」
ああ!?
「チャリは壊れてるんだ!」
キンジが叫んだが武藤は手を振り、
「じゃあ、足で来い。」
武藤がそう言うとドアは閉まり、バスは行ってしまった。
「・・・・・・武藤の野郎、学校についたらぶっ殺してやる。」
「流星、俺も一発けっていいよな?」
もちろん、
「いいぜ、何発でもけっていい。」
武藤、覚悟しとけよ・・・・・!!
それから学校に向かって歩き出すとアリアから電話がかかってきた。昨日のゲーセンの後、携帯を出したついでに連絡先を交換したんだ。まぁ、この方がいいけど。
「どうした?」
『流星!今どこにいる!?』
この慌てよう・・・・・・何かあったな。
「キンジと歩いて学校に向かってる。」
『なら今すぐC装備になって女子寮の屋上に来なさい!』
それで通話は切れた。
「流星、アリア何て言ってたんだ?」
「ん?C装備になって女子寮の屋上にこいだと。」
俺はキンジにそう説明すると走り出した。