緋弾のアリア 無限の力を持つ武貞

□新たなステージへ
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シャーロック・ホームズ。百年前くれぇ前に活躍してたイギリスの名探偵であり、拳銃の名手で格闘術の達人でもある。

んで、理子はフランスの怪盗リュパン4世。初代ホームズと怪盗リュパンはフランスで戦っている。そして引き分けたまま、一族に遺恨を残した―――とキンジに教えてもらった。

ちなみに『ホームズ』はフランス語で『オルメス』と発音する・・・・・らしい。

しかし・・・・・改めて見ると、ももまんが好物で、ことあるごとに拳銃を撃ち、刀をぶん回して・・・・・んで、こんなちっこ可愛い・・・・・アリアがホームズだと思うと、ありえないな。

そしてアリアは俺とキンジのモード切り替えの鍵を探るとゆう迷惑な名目の元、俺達の部屋に戻ってきた。

当然、キンジが抗議したが、『武貞殺しの一件は理子を捕まえてないからまだ解決してないでしょ。』と言ってきた。

まぁ・・・・・どうせ理子の野郎は生きてんだろうから解決してないのには俺は同意する。それとキンジの兄さんの事も・・・・・気になる。それとANA600便を襲ったあのミサイル・・・・・イ・ウーが撃ったのかも分からない。

とにかく―――まだこの事件、一件落着には、なってねぇんだな。

そんな思いを抱きながらももまんとウナギまんはどっちがうまいかでキンジと一緒にアリアと口喧嘩していたある夜―――

「ん?」

キンジのケータイからメール着信音が上がった。

俺はキンジに気付かれないよう、後ろからこっそりと見ると―――

現在の未読メール:49件
留守番電話:録音18件。

それらは全て、白雪から来てる。

それは、

『キンちゃん、女の子と同棲してるってホント?』

で、始まり、

『さっき恐山から帰ってきたんだけどね、神埼・H・アリアって女の子が、キンちゃんをたぶらかしたって噂を聞いたの!』

『どうして返事くれないの?』


『すぐ行くから!』

と、どんどん白雪からのメールがこわいものに進化していくのが分かる。

「あー・・・・・こりゃまずいぞ、キンジ。」

「ア、アリア、に、に、にに、ににに逃げろっ!」

「な、何よ。なに急にガクガク震えてんのよ。キ、キモイわよキンジ・・・・・。」

「アリア、逃げた方がいいぞ。もうすぐ『武装巫女』が・・・・・あ、来たぞキンジ。」

どどどどどどど・・・・・!!

猛牛か何かが突進してるみたいな足音がマンションの廊下に響き渡ってる。

・・・・・・こりゃあ・・・・やばいな。思ってたのより・・・・・・やばい。

しゃきん!!

金属音と共に、玄関のドアが斬り開かれた。そして、そこに仁王立ちしてる少女。

巫女装束に額金、たすき掛けという戦装束に身を固めた、

「白雪!」

であった。

ここまで猛突進してきた白雪は息をぜーぜーと切らしながら、ぱっつん前髪の下の眉毛をギギギンッとつり上げてる。

「やっぱり――いた!!神埼!H!アリア!!」

「ま、待て!落ち着け白雪!」

「キンちゃんは悪くない!キンちゃんは騙されたに決まってる!」

俺は、キンジと知り合いという事もあって、白雪とも顔見知りだ。だから白雪がときどき、暴走する事も知ってる。

そしてその場合―――周りにいる人間、大抵、女子が襲われる。

「この泥棒ネコ!き、き、キンちゃんをたぶらかして汚した罪、死んで償え!」

白雪は携えていた青光りする日本刀を、ぎららり!お大上段に構えた。

さすがのアリアも引きまくって拳銃を抜くことすら忘れてる。

「やっ、やめろ白雪!俺はどっこも汚れてない!」

「キンちゃんどいて!どいてくれないと、そいつを!そいつ殺せない!」

おいおい・・・・・。

「りゅ、流星!キンジ!なんとかしなさいよ!な、何なのよこの展開!」

何だよ・・・・・次は白雪かよ・・・・ホンッと、キンジの周りにいるとめんどくせぇ事しか起きねぇな!!
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